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World Stage Baseball ホーム > 2016.1.11 | アメリカ独立リーグ勢力図

アメリカ独立リーグ勢力図

アメリカ独立リーグの現状を簡単に説明いたします。
昨年(2015)一年間、シーズンを通して運営し、今年も引き続き活動を表明しているリーグは全部で7リーグ有ります。

Independent Professional Baseball Federation ・ Upperリーグ

アトランティックリーグ1998年スタート年齢制限なし
カンナムリーグ2005年スタート年齢制限なし
アメリカンアソシエーション2006年スタート年齢制限なし
フロンティアリーグ1993年スタート年齢制限あり 27歳まで

上記4リーグは経営状態もしっかりしており、パフォーマンスレベルも高く自分たちでIndependent Professional Baseball Federationを作り、他リーグとは一線を画しています。一般にUpperリーグと呼ばれており、他リーグからこれらのリーグに移籍することをアメリカではpromoted(昇格)と言います。

全ての独立リーグの中で最高レベルなのがアトランテックリーグで、自他ともに認める“MLB予備軍”です。40%を超える選手がMLB経験を有し、球団・観客も選手に「成長」は求めておらずMLBとほぼ同質の完成されたプレーを要求されます。このリーグでプロキャリアをスタートさせる選手はまれで、ほとんどの選手がMLB・AAA・AAを自由契約となった者たちで占められています。
しかし、全チームでトライアウトは行われており 毎年、少数ですがトライアウトから入団する選手もいます。NPBもしくはトップアマクラスの実力がある方ならば回り道せずにMLBを狙えます。

カンナムリーグアメリカンアソシエーションはしょっちゅう交流戦を行っており、オールスターゲームも共同で行うなど 仲良し(実際にはアメリカンアソシエーションのほうが強く、カンナムリーグがアメリカンアソシエーションの一部になっている印象を受けますが)なので纏めます。両リーグのレベルは同じです。昨年、四国アイランドリーグがカンナムリーグ相手に遠征試合を行い四国の6勝10敗の結果でした。これで大体のレベルが解っていただけると思います。

フロンティアリーグはUpperリーグの中でも一番 レベルが下で27歳以下の若い選手の為の育成要素が強いリーグです。毎年、リーグ全体で大規模なトライアウトを行っており、ドラフトに漏れた選手が多数入団します。

Appendixリーグ ・ Lowレベル

ペコスリーグ2011年スタート年齢制限なし
パシフィックアソシエーション2013年スタート年齢制限なし
エンパイアリーグ2015年スタート年齢制限なし

Independent Professional Baseball Federationに所属しないリーグはappendix(おまけ・付録の意)と呼ばれレベルも一段下がります。どのリーグもパフォーマンスレベルはそれほど高くないので独自の方針を打ち出し、各リーグ異なる特色が有ります。

ペコスリーグは別名トライアウトリーグと呼ばれている程、選手発掘が盛んなリーグです。シーズンオフは勿論、シーズン中でもトライアウトを開催し、常に磨けば光る無名選手を募集しています。

パシフィックアソシエーションは話題性豊富なリーグです。コンピュータが人間の代わりに審判を務めたり、元MLB名選手のビル・リーやホセ・カンセコが一日契約でプレーしたり、乳がん撲滅デーには選手が奇抜なユニフォームでプレーしました。
https://news.yahoo.com/video/marin-county-pro-baseball-team-023000856.html
56歳ナックルボーラー、トミー・ライトのトライアウト挑戦も話題になりました。

エンパイアリーグは昨年のノースカウンティリーグから心機一転、名前を変えてのスタートです。このリーグの最大の話題は38歳ルーキー、ブライアン・フーバーです。1977年生まれ、スピードが売りのユーティリティープレイヤーはトライアウトを経て昨年、プロキャリアをスタートさせました。彼の特筆すべき点はこのレベルのリーグにありがちなイロモノ扱い(一打席、代打でのみ登場しては消えていく選手)ではなくチームの戦力となり、本気でUpperリーグへの昇格を目指している事です。昨年の成績は14試合に出場し49打数14安打、打率.265- 出塁率.345- 盗塁5 でした。39歳となる2016年もチームは彼との契約を前向きに考えており、Upperリーグへ昇格出来るか出来ないかの正念場のシーズンとなりそうです。